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中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

タブレット型PCに日本メーカーの入り込む余地はあるか?

 昨年春にネットブックASUS社のEeePC)を購入して以来、毎日持ち歩くのが習慣となっている。

 液晶サイズは8.9インチ、本体重量は1.12kgと、決して重くはないが、荷物が多い時には持ち出すのが億劫になる。とはいえ、家に置いてきた日に限って必要に迫られたりしたことが何度かあったため、基本的には毎日持ち歩くようにしている。

 そんなネットブックに限らず、ノートPCの弱点と言えば、一つは軌道の遅さ、そしてもう一つはキーボードが時として邪魔になる、という点だろう。

 お客さんとPC画面を共有しようとしても、キーボードが前にせり出して煩わしい。時々電車の中でレッツノートを広げているサラリーマンをみると、本体が足からずり落ちそうで見栄えもよくないし、何より移動中の電車の中でも仕事しているのをさらけ出すのはスマートじゃない。

 そんなノートPCやネットブックの弱点を克服したツールといえば、ご存じ「iPad」に代表されるタブレット型PCだろう。

 と、いう訳で、私もさっそく「タブレット型PC」を買ってみた。

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 楽天で購入した、Android搭載の7インチのタブレット型PC、その名も「Apad(エーパッド)」!

http://item.rakuten.co.jp/auc-digiwave/apad01/

 と、言いたいところだが、驚いたことに商品紹介ページの商品とビミョーに違う製品が届いた。

 手元に届いた製品は、黒枠部分が太い気がするし、何よりミニUSB端子がついておらず、代わりにUSB接続するためのアタッチメント部材が同梱されていた。

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 ちなみにアタッチメントにはイーサネット(有線LAN)用の端子も付いていて、無線LANはいくらトライしてもつながらなかったが、有線LANをつないだら、自宅でもネットにつなぐことができた。

 と、細かな点で気になることはさておき、致命的ないくつかの点があり、「バッタモンをつかまされた」感は否めない(これも自己責任だと言えば、それまでだが・・・)。

 まず第一に、開けてみたらキズがあちこちについていて、明らかに中古品であった。しかも、電池の持ちが異様に短い。これは個体差なのか、バッテリーの不良なのか、充電満タン直後に、すでにバッテリーメーターが半分になってしまっている。

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 あと「日本語表示」は設定をいじったら何とかなったが、キーボードは基本的に英文か中文(中国語)、現状日本語入力は不可能な状態だ。

 ネットでみると、「Android Market」でアプリをダウンロードすれば解決するようだが、アクセスしようにもSIMカードなしなのでダウンロード不可、といったメッセージが出た。

 このあたりは、もう少し研究してみる必要がるかもしれない。

 ちなみに液晶の画素数は、800×400。7インチフォトフレームでは、標準的な画素数である。

 試しに、過去の撮影した花の画像を映し出してみると、なかなかいい感じ。

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 しかし、ノートPCで同様の画像を映してみると、色の鮮やかではノートPC(ThinkPad X100e)の方に軍配が上がる。

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 と、いうようにフォトフレームとしても、やや劣ると言わざるを得ないこの製品。今回ばかりは「人柱」になってしまったようだ。

 以上のように、今回買った製品については予想通り(?)、日本で使うには問題アリの製品であったが、臆面もなく「iPad」の類似品を早々に市場に投入する、そのスピード感は感心したい。

 タブレット型PCの市場を大きく切り拓いたのは間違いなく「iPad」であり、年内には世界各国のメーカーが「iPad」を意識しながら、競合製品を市場に続々投入する予定である。

 そんな中、出遅れ感のある日本メーカーであるが、先日シャープが「iPad」を意識したタブレット製品の発売を発表した。

 この製品に関しては、前回のブログでも指摘したように、日本独自の「電子書籍規格」を採用した点が、ケータイ同様「ガラパゴス化」のにおいがプンプンする上、アマゾンの「Kindle」のように電子書籍に特化した訳でもなく、「iPad」との差別化として動画機能を強化したりと、中途半端な感が否めない。

参考)

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-b489.html

 そもそも、実際にタブレット型PCを手にして感じたことだが、ここまでシンプルなモノであると、日本の得意な「モノづくり」の力を発揮する余地がほとんどないのでは、という気がする。

 実際、アップルもアマゾンも端末ではなくソフト(アマゾンの場合は書籍データ)のダウンロードで収益を上げる仕組みであり、グーグルはWebへの接触頻度を上げることで、広告収入の増加を見込んでいる。

 今後もタブレット型PCの市場は広がっていくだろうが、このようなビジネスモデルの構築なしに、タブレット型PCというハードで儲ける余地は、ほとんどないと言ってよいだろう。

 果たして日本メーカーは「タブレット型PC」に参入し、どのように収益を上げようと試みるのか?そんな興味を抱きつつ、今度は毎日持ち歩いてもよい「Andoroid」搭載のタブレット型PCの発売を待ちわびるとしよう。 

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