中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

東国原知事の静かなる抵抗

 5月10日の赤松広隆農林水産大臣の宮崎県訪問、そして5月17日の鳩山由紀夫首相を本部長とする政府の口蹄疫防疫対策本部の設置と、民主党政権が本腰を上げ始めたのと軌を一にするかのように報道され始めた宮崎県の「口蹄疫問題」。

 そこでマスコミが取った報道姿勢で見逃せないのが、感染拡大の主たる原因は「宮崎県の初動の遅れだ」、「獣医による誤診だ」といった論調だ。

参考ブログ)

『「口蹄疫」被害拡大は宮崎県のせい?』 2010年5月18日 (火)

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-2f8e.html

 そこには、4月20日の宮崎県による公表以降の日本政府、すなわち赤松広隆大臣を筆頭とする鳩山政権の対応の遅れを隠そうとする意図が見え隠れすると感じるのは私だけではあるまい。

例えば、こんな報道。4月20日以降の、赤松広隆農林水産大臣を中心とした政府の怠慢にはまったく触れず。4月20日以前の宮崎県の対応のみを露骨に非難している。

 このような報道姿勢に対して、宮崎県の東国原英夫知事は、ブログにて静かなる抵抗を試みている。一昨日の記者会見では、南日本新聞の前田記者のあまりに無神経かつ無礼な質問に堪忍袋の緒を切らしたが、それ以外は努めて冷静さを保ち、感情に溺れることなく歯を食いしばっているように見受けられる。

 そんな東国原知事のブログより抜粋。

2010-05-19 『一ヶ月経過』

http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10539028735.html

 「今回の本県での口蹄疫の問題、初期の頃から全国的に殆どと言っていいくらい報道されていなかったが、今月10日、赤松農水相が来県された辺りから徐々に報道されるようになった。

 同時に、県や国の初動防疫体制・対策や第一例目とそれ以前の疑似患畜に関しての獣医師の対応の瑕疵等を追究する報道も目立つようになってきた。いわゆる犯人捜しである。余り言いたくはないが、このような場合、メンタルダウンや場合によっては自殺者が出るケースもある。」

 と、事態が収束していない段階で、「犯人捜し」に躍起になるマスコミの報道姿勢に釘を刺している。その上で、初期の臨床症状で口蹄疫と判断するのは極めて困難だった、という傍証を紹介している。 

 東国原知事が紹介したのは、19日付けの朝日新聞の「教科書と違う初期症状、獣医師悔やむ」というタイトルで掲載された記事。これに対して、「内容がほぼ客観的で真実に近い事実であると思う」という所見を述べ、、「獣医の誤診によって感染が拡大した」と安易な報道するマスコミに対して、静かなる抵抗を試みている。

『異変2度…でも「教科書と違う初期症状」 宮崎口蹄疫

2010年5月19日7時5分

http://www.asahi.com/national/update/0519/TKY201005180565.html

この記事によると、3月下旬に下痢となった水牛には、

口蹄疫にみられる口の中や蹄(ひづめ)の水疱(すいほう)、よだれがない。」、

「便なども検査したが、下痢の原因となる菌やウイルスが見つからず、結論が出ないまま下痢は治まった」

 ということで、この段階で「口蹄疫」と結論づけるのは困難と判断。

 さらには4月9日、

 「口の中に軽い潰瘍(かいよう)のある牛がいる」と衛生所に別の獣医師から連絡があったが、口の中に直径3ミリほどの潰瘍は見つかったものの水疱ではなく、かさぶたのような状態、さらには発熱は1日で収まっていたことから、「口蹄疫の可能性は低い」と結論づけたという。

 4月16日夕方には、、最初の牛の隣にいた牛で同じような症状が見られたものの、衛生所が改めて立ち入り検査して鑑定を行ったが、19日までに出た結果は陰性だったとのこと。

 ただ、衛生所が念のために検体を国の動物衛生研究所(動衛研)海外病研究施設(東京都小平市)に送り、これが20日早朝、口蹄疫の陽性反応が出た、ということだ。

 あくまでこれは、朝日新聞1社の報道内容からの引用に過ぎないが、4月20日以降つきっきりで「口蹄疫問題」に取り組んでおり、疫学チームとも情報を取り合っているであろう東国原知事の認識であるので、これは「正しい」とみて差し支えないであろう。

 いずれにせよ、今は「犯人捜し」をしている時ではない。本日の衆議院本会議場で、江藤拓議員も「今は与党と野党は休戦中。一丸となって口蹄疫に取り組むべし」と訴えている。

 今は矛を収め、事態の収束のため、国民一人ひとりがそれぞれの立場で出来ることを粛々と行うしかない。東国原知事も、こう訴えている。

 そして宮崎県のミューズ(女神)、横峯さくらも。

Photo

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宮崎県HP 『口蹄疫被害に対する義援金を募集します』

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/fukushi/shakai_fukushi/html00165.html

そして江藤拓議員のブログより。

「支援金のお願い川南町と都農町役場に支援を頂く為の口座ができました!お気持ちだけでも頂けたら有難いです。

川南町役場
尾鈴農協 本所
普通 0088983
川南町口蹄疫対策支援金
川南町長 内野宮正英

都農町役場
尾鈴農協 都農支所
普通 0049251
都農町口蹄疫支援本部
代表 河野正和

どうぞ宜しくお願い致します。」

http://gree.jp/etoh_taku/blog/entry/442856798

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