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中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

「技術偏重」が浅田の敗戦を招いた!?

 バンクーバーオリンピックが終わって、はや一週間。その熱気も覚めやらぬ中、選手たちは次の戦いに向かっている。

 本日は、女子モーグルで惜しくもメダルを逃した上村愛子選手が、福島県猪苗代市で行われたワールドカップで優勝!見事オリンピックの雪辱を果たした。

 NHKのスポーツニュースで上村愛子選手の談話を聞いていたら、やはりオリンピックでは「力を出し切れなかった。」との思いを告白していた。

 競技直後のインタビューでの涙から、そんな彼女の胸のうちを見事に言い当てた「えんさんの視点!」、これからも目が離せない!

2010年2月14日 (日) 『「モーグル女子」に北米の強さを見た!』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-ec0e.html

 それでもって、タイミングを大幅に逸してしまったが、バンクーバーオリンピックの話題をもう一つ。

 メダル獲得は当然のこと、金メダルも期待された浅田真央選手は、ご御存知の通りキム・ヨナ選手に続く銀メダルに終わった。「見事、銀メダル!」ではなく、「残念ながら、銀メダル」に終わったという思いが、国民のみならず彼女自身も、直後のインタビューにおいて強く滲ませていた。

 気になったのは、3月2日に行われた帰国直後のNHKニュースでのインタビュー。浅田選手自身も、そしてニュースキャスター2名も、浅田真央選手のトリプルアクセル(3A)を計3回成功させた偉業を、やたらと強く称えていた点だ。

 ジャンプを中心とした彼女の持つ技術力の高さ、キムヨナに金メダルを勝ち取られたとはいえ世界中の人々を魅了した演技は、賞賛に値するのは間違いない。

 しかし、時々このブログでも指摘しているような、日本人持つ過度な「技術重視」の思想が、浅田選手の敗因となったのではないか、という印象はぬぐえない。

 日本人が経営という舞台で負けたとき、必ず口にする言葉は「技術では負けていない」だ。例えば、太平洋戦争(大東亜戦争)においては、個々の武器を製造する技術ではトップレベルであったものの、「標準化」・「規格化」の発想がまったくなく、複数の兵器を組み合わせることでの相乗効果を上げるようなシステムの視点に欠けていたことが、兵器としての質的格差を招いたという。

2009年7月29日 (水)『ものづくり敗戦』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-8ba4.html

 また半導体の分野においては、技術には①要素技術、②インテグレーション技術、③生産技術の3要素があるにもかかわらず、日本企業は①の要素技術にのみこだわり、「過剰技術による過剰品質」によって、世界シェアを奪われ続けた、という歴然とした事実がある。

2009年11月 5日 (木) 『日本「半導体」敗戦』

http://noir-kuon.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-d436.html

 同様に、今回のフィギュアスケートという舞台における浅田選手の敗北(敢えて言う)に対して日本人から多く聞かれた感想が、「技術では負けていない」だ。

 裏を返すとキムヨナ選手(とそのチーム)は、技術では浅田選手にかなわないものの、現行の採点ルールの中で、いかに得点を稼ぎ、技術的に不利な点を補うか、という戦略的な視点で勝っていた、と言える。

 今回のバンクーバーオリンピックにおける韓国勢の活躍と日本勢の金メダルゼロは、決してスポーツ界に限った話ではない。「いかにすれば世界に伍する戦いが出来るのか?」、そのヒントが、今回のキムヨナ選手の勝利から見えてくるものがあるのではないだろうか。

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