中小企業診断士えんさんの視点!

岐阜県を中心に活動している中小企業診断士のえんさんこと遠藤久志が、独自の視点で世相・経営・マーケッティングの本質に迫ります!

2010年代が始まる。

 新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

という訳で、平成22年、西暦で言うと2010年が幕を明けた。

 昨日、先輩診断士の講演DVDを見ていたら、来年は単なる新年ではなく、”2010年代”が始まる、という点で特別な年である、ということを指摘されていた。

 確かに1970年代、1980年代と、Decade(10年)を一つの区切りとして、次代の空気や世代間というものが括られる。

 私は1973年生まれなので、モノごころついたときには1980年代。そのため、1980年代のヒット曲、「ルビーの指環」や「大都会」、「Romanticが止まらない」あたりはしっくり来るが、1970年代の音楽というと、やや古くさい印象を感じてしまう。

 それはともかく、その講演DVDの中で印象に残ったのは、「20年周期で時代は変わる」という指摘だ。

 今から20年前は1990年。まさにバブルの全盛期。ちなみに私は1996年に大学を卒業したので、バブリーな時代は蚊帳の外だった。

 さらに20年前は1970年。もっとも大きなトピックは大阪で行われた万博。日本が高度成長期のピークを迎えていた時代だ。ちなみに私が生まれたのは1973年(さっき言ったか)。ちょうど”オイルショック”が勃発し、経済成長にストップがかかった時代である。

 そのまた20年前は、1950年。日本人が敗戦の傷跡から立ち上がり、復興を目指していた時代だ。この年、黒澤明は『羅生門』を製作、翌年にヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞し、日本人に勇気を与えた。

 そんなわけで、昔から「10年ひと昔」とは言うものの、20年スパンで見ると確かに時代のうねりを感じることができる。

 では10年前はどんな年だったか?思い返すと、ちょうど日本中(というか世界中)、コンピュータにおける”2000年問題”の対応に追われ、新年を向かえ何事もなかったことにみな胸をなでおろした記憶がある。

 私は当時ドラッグストア企業に勤務しており、直接の担当ではなかったものの、システム担当者は年末年始、事務所に貼りつきで”もしも”の事態に備えていた。

 思い返すと、すでにパソコンや携帯はかなり普及してきており、ブロードバンドとはいかないものの、インターネットもジワジワと普及しつつあった時代だ。この10年間で大きく進歩はしたというものの、その萌芽はすでに10年前に存在していたので、個人的な実感としては、この10年で劇的に大きく変わった、という印象は少ない。

 経済情勢・雇用情勢を見ても、10年前は橋本政権の緊縮財政の下、回復しかけていた景気が再び悪化し、学生さんにとっては”就職氷河期”真っ只中。今と状況が似通っていることも、あまり変わっていない印象を持つ要因ではないか。

 そのように考えると、この10年は大きな変化があったというよりも、(良くも悪くも)大きく変わらなかった、いや変われなかった十年、と位置づけられるのではないだろうか。「変らなくても何とかなった」のを支えた要因は、北米市場の経済のバブリーな活況と、団塊の世代を中心に国内消費市場を下支えしたことが挙げられる。

 しかし次の10年は、「否が応でも変わらざるを得ない」10年となるだろう。国内においては、団塊の世代は現役から退くことで、社会保障面のみならず消費経済にも大きな影響をもたらす。

 世界の市場においては、先進国からアジアを中心とした新興国がよりいっそう存在感を増してくる。本年にも中国はGDPで日本を追い抜くことが確実だ。鳩山首相が「脱・米国」と声高に叫ぶまでもなく、世界各国にとって日本国そのものの重要度が低くなることは避けられない。

 このように変化対応を求められる時代の中で重要なのは、「変化を見据え、自ら仕掛けてくいこと」ではないだろうか。「仕方なしに変わる」企業・人と、「自ら変わる」企業・人とでは、その結果に大きな差が出るに違いない。

 そう信じて私も、「時代の変化を見据え、自ら仕掛けていく」所存だ。

 

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